十勝の自然と調和した老舗ホテル。豊州亭・豆陽亭、二つの客室タイプから選択を
夕朝食付 2名1室
税込37,440円〜
名宿の魅力は泊まって初めてわかるもの。そう感じさせてくれる豊洲亭の客室は、大きな窓から覗く十勝川の大自然と共存した居心地の良い空間。40平米以上という広さも“非日常”という点で魅力のひとつですが、厚みのあるソファや木目を生かしたテーブル、暖炉など滞在中の導線を考え抜いた室内空間が落ち着きを与えてくれています。
客室風呂が付いた部屋に泊まりたい…。そのニーズが年々高まっているなかで、室数の少なさや料金面で断念したという人も少なくないはず。豆陽亭は露天風呂付和室を全9室、温泉展望風呂付洋室を全3室設けており、考えていたよりも手頃に宿泊することができます。2020年11月にリニューアルした44平米の「温泉展望風呂付プレミアム洋室」は要チェック。客室風呂やリビングスペースの窓の外に広がる、雄大な日高山脈と白鳥大橋の景色に心癒やされて。
十勝川温泉と言えば、まず思いつくのがモール温泉。琥珀色の湯は植物由来の有機物を多く含み、つるりとして肌に潤いを与えてくれることから、北海道内はもとより全国的にも人気があります。一般的な温泉と異なり資源の限られた希少性から、2004年に北海道遺産にも認定されている温泉です。湯を楽しむと書いて「湯楽」と名付けられた温泉大浴場では、大小様々な湯船でモール温泉を満喫することができます。浴場に足を踏み入れると、その美しさに導かれる庭園露天風呂は、目の前に滝が流れる癒やしのスポット。ジャクジーとはまた違う微細な泡が背中から包み込んでくれる寝湯や、自然と一体となったような感覚をあじわえる立ち湯は、いつまでも入浴したくなってしまいます。
外に身をおくことで、十勝の本当の空気感とモール温泉を肌で感じられる「足湯テラス はるにれ」。ロビー近くにあり、気軽に訪れることのできるこの場所は、2017年4月に誕生したホテルの新たなコンテンツ。足を踏み入れると、そこはまるで時間が止まったかのような静寂さ。ホテルを訪れる人々の声が時々聞こえる以外、耳に届くのは風の音と足元を流れる温泉の音ぐらいなもの。目の前には十勝川と十勝中央大橋、遠くに広がる日高山脈の景色が心に安らぎを与えてくれます。
滞在はスムースミュージックが流れる専用ラウンジからスタートします。長旅を労うかのように、そっと差し出されるウェルカムドリンクを片手にゆっくりとチェックイン。並べられたスイーツも楽しみつつ、ひと息付いてから自分たちのタイミングで客室へ向かうことができます。豊洲亭はすべての部屋が十勝川に面し、北海道遺産モール温泉の露天風呂付き。大きなソファに腰掛けて夫婦でのんびりと過ごせる、ゆとりの広さも魅力です。
中庭に面したレストラン「木もれび」で楽しめるのは、十勝の地野菜や季節の恵みを盛り込んだ“十勝ビュッフェ”。レストラン内は料理コーナーが大きくいくつかに分かれており、急かされることなく、自分のペースで料理を選ぶことができる造り。好きなものをゆっくりチョイスできるのがうれしいです。料理はどれもおいしく、華やかなものばかり。各地のJAから届いた旬食材を使った料理も並びます。オープンキッチンでは十勝産牛のやわらかステーキ(牛脂注入肉)や、海老やかぼちゃなどの天婦羅を実演。特製塩やごぼうとバルサミコのソース、天婦羅には大根おろし、ゆず塩と様々な薬味の用意があるのも魅力的です。
ママもパパも安心して過ごせる設備や備品が揃ってるほか、家族旅行なら迷わず決めたい『ウェルカムベビープラン』があります。このプランでは12.5畳の豆陽亭露天風呂付和室に宿泊することができ、ベビー布団セットや補助便座など必要な子ども用備品をセット。歯ブラシなどのアメニティはもちろん、紙オムツまで用意してくれます。
朝食は会場を変えて趣の異なるコンベンショホール「白鳥」で楽しむことができます。天井まである大きな窓の外はテラスを備え、白樺の木が揺らぐ清々しい雰囲気。最初に目を惹くベーカリーコーナーには、十勝産小麦を使ったホテルメイドの焼きたてパンがずらり。クロワッサンやベーコン入りフォカッチャ、ソフトチーズのほか、手作り食パンなど数十種類と豊富。十勝あずきロールややさしい甘さのプチメロンパンも人気です。水菜やミニトマト、玉ねぎなどのフレッシュサラダをはじめ、ごぼうの唐揚げや肉じゃが、コーンスープといった十勝野菜のメニューが充実。音更町産大豆100%の手作り豆腐や金時の煮豆、道産のフルーツナッツグラノーラといった地元や北海道産のものが多いのも特徴のひとつです。
北海道内でパン工房を構えているホテルは、そう多くはありません。1階にある「十勝川温泉ベーカリー」では、朝早くから職人が賢明にパン作りを行っている姿が垣間見られ、毎朝焼きたてのパンが並びます。種類も豊富で、ついあれこれと買い込んでしまいそうなほど魅力的なパンがいっぱいです。ここで作られるパンは、十勝産・北海道産の小麦を使用。食パンやデニッシュなどが多いのですが、十勝産小麦を使っていることで生地自体の引きが強く、しっかりとした食感を楽しめます。
住所 | 北海道河東郡音更町十勝川温泉南12-1 |
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アクセス | とかち帯広空港から車で約30分 |
駐車場 | あり(無料) |
チェックイン | 15時 |
チェックアウト | 10時 |
ここでの温泉は「モール温泉」。琥珀色の湯は植物由来の有機物を多く含み、つるりとして肌に潤いを与えてくれることから、北海道内はもとより全国的にも人気があります。
ホテル1階に「足湯テラス はるにれ」があります。コーヒーやアルコールをオーダーできるので、時間にゆとりをもって利用するのがおすすめ。足湯ももちろん、北海道遺産のモール温泉。
「豊洲亭」は全24室がモール温泉展望露天風呂付きとなっています。「豆陽亭」にも、露天風呂付和室があります。
夕食は宿泊プランや利用客室によって、ビュッフェ・和食会席・鉄板焼の3種類。いずれも、実り豊かな十勝の恵みを存分に味わうことができます。